「結婚式するなら、友だちと同じ会場じゃないところがいいよね」
「まだ誰も知らないような、新しい会場で結婚式してみたい」
そんな花嫁たちの会話が聞こえてきそうですが、そういう私も以前はそう思っていました。
世の中には、どんなものにも「流行」があります。
一方で、好みのスタイルは十人十色で、日本人らしく「和」をテーマにしたい人、
やっぱりお姫様になりたくて「白亜のお城」のような会場に憧れている人、付帯設備の整ったホテルを選ぶコンサバ系と、実にさまざまです。
しかも、それらの理想を満たす数の会場数があって自在に選べるのですから、流行を敏感にキャッチしつつ、
おふたりとご両家にとって一番ふさわしい会場を選ぶことが、結婚式の準備の第一歩なのではないでしょうか。
ここでもうひとつ、結婚式の会場選びのコツをご紹介しましょう。
それは、あなたが結婚式に招待されたら、そこで疑似花嫁体験をしてみることです。
会場の雰囲気はよいかどうか、スタッフが笑顔で働いているかどうか、料理のクオリティは?ほかのゲストは楽しそうにしている?などなど。
ポイントは、あなたがこの結婚式の新婦、つまりその会場の顧客として満足できるかどうかを感じてみること。
つまり、「私もここで結婚式がしたい」と思えるかどうか、です。
私たちの会社が運営する会場のほとんどは、新しく建設した建物ではなく、既存の建物をリノベートしたものです。
いちから作る会場とはちがい、良いことも不便なこともあります。
会場の個性こそさまざまですが、スタッフの気持ちは同じ方向を向いています。
いま、目の前のゲストに何をするべきか、お客様の笑顔のために自分たちにできることは何だろうか、と常に全員が考えて行動しています。
なぜなら、お客様の「笑顔」と「ありがとう」が、私たちにとって最大のエネルギーになるからです。
結婚式という、かたちのない商品を提供しているからこそ分かること、それは、「想い」は確実に相手に伝わるということ。
そのことに私が気付いたエピソードを、見学にいらっしゃったお客様より少しご紹介します。
「友だちの結婚式でここに来た時、スタッフの対応が良かったから見学に来ました」
「結婚式でいただいた料理がすごく美味しかったので、気になっていて」
「ここで結婚式をした友だちが勧めてくれたので」
「私もここで結婚式がしたいと思って」
このような言葉をいただいて、実は当初、私は耳を疑ってしまいました。
だって、冒頭でも告白したように、友だちと同じ会場は避けるのが普通だと思い込んでいたから・・・。
そんな私がいま、自信をもって言えることがあります。
〜1つの結婚式から、未来の新郎新婦が生まれる会場です〜
今日も私たちは、新しい未来の新郎新婦に出会っているのかもしれません。